33歳・雑貨屋経営・タロット
私の街には、ちょっと変わった「占いスポット」があります。
店頭に「占い」の文字は一切出ていませんが、そこのタロットカードが“当たる”と評判なのです。
そんなお店を知ったきっかけは、職場のお客さまに「この後はどこかおでがけですか?」と予定を聞いたところ、「占いに行く」とお客さまが答えたことに始まります。
もともと、私は占い大好きな性格だったので、興味津々で聞いてみました…。
今回は、私が当時目指していた難関資格、「行政書士」の勉強で思い悩んでいたとき、占い師さんに相談してみた体験談をご紹介します。
誰にも話したことのない過去の恋愛をズバリ!
お客さまから教えてもらった店舗情報は以下の通りです。
◆お店は一見「喫茶店」だが、大半のお客さんは占いが目的
◆満席のときも多く、外で並んでいる女性もいるほど
◆占いの料金は400円と1品以上の注文のみ。実質800円程度
それを聞いた私は、すぐに友人を誘ってお店を訪問。
そこで占いの凄さを実感した私は、すっかりそこの常連になり、今まですでに10回以上来店しています(笑)。
1回目・2回目は「仕事」に関することを占ってもらったのですが、3回目に気になる「恋愛」について占ってもらいました。
このとき私は、「年齢」と「現在付き合っている男性がいない」という情報しか伝えていません。
しかし、占い師さんから過去の恋愛についてズバリ当てられてしまったのです。
実は、私には、家族や友人には絶対に言えない過去の恋愛があり、このことは一生誰にも言わずにお墓に持っていくつもりでいたのです。
2回目までは、正直、興味半分で占ってもらっていた部分が強かったのですが、この件でタロット占いのすごさを心の底から実感しました。
そして、その占いで、「今は恋愛より仕事に専念した方が、たくさんのお金が舞い込んでくる」と言われ、それから私は仕事に精を出しました。
私は小さな店舗を経営をしているのですが、言われたとおり男の人に目もくれず、仕事に明け暮れたところ、お店はどんどん繁盛していきました。
難関資格「行政書士」の合否は…?
実は、私には野望があります。
お店をしながら、「行政書士」の資格を取得し、2つの仕事をこなしていくという野望です。
そのためには、この難関資格に合格しなければなりませんでした。
その合格率は例年5~9%。
ちょっとやそっと勉強しただけでは合格出来ない資格です。
その合格に向け、仕事の合間や仕事後に、寝る間も惜しんで勉強に専念しました。
しかし、昨年は合格まであと一歩で不合格という、なんとも悲しい結果に終わってしまいました。
「今年こそは!」と思い、勉強をしていたのですが、模試を受けてもなかなか点数が伸びず、「今年も合格出来ないのではないか」と心を病んでいました。
そんなとき、再びタロットカードで占ってもらうことにしました。
しかし、去年落ちた行政書士の試験のことはなかなか恥ずかしくて言えず、今やっているお店のことだけを伝え、仕事について占ってもらいました。
すると、最初に出たカードを見て、「あなたのカードが出たよ」と占い師さんが言いました。
何のことか分からず見てみると、そのカードには私の外見とそっくりなイラストが描かれていました。
そのカードは、「好奇心旺盛で、いろいろなことにチャレンジし、努力を積み重ねる」という意味だと言われました。
孤独な受験勉強中で、誰かに努力を認めてもらえるような状況ではなかったので、そのカードが出ただけでとても嬉しくなりました。
また、その後に出たカードを見て、「近いうちにあなたは2つ以上の仕事を持つことになる」と言われたのです。
占い師さんには、資格の勉強をしていることは言っていなかったので、これには大変驚きました。
この一言で、これまであった「今年もきっと落ちるんだろうな」というネガティブな感情が、すっきり晴れたような気がしました。
当時、成績が伸び悩み、勉強することを憂鬱に感じつつありましたが、「今年は受かるかも」という明るい未来が見え、その日からまた試験勉強に集中できるようになりました。
38度の高熱&胃腸炎にも負けず掴んだ合格
そしてその後、試験まで1週間を切ったときのことです。
なんと、仕事と勉強の無理がたたったのか、38度の高熱が出てしまったのです。
試験直前に勉強できないのはかなりの痛手です。
涙が止まらず、受験を諦めるべきなのかと弱気な考えが頭をよぎり始めました。
しかし、占いの結果を思い出し、「今年は受かるはずだから、今できることをしよう」と、気持ちを落ち着かせ安静にしていたことで、徐々に体調は回復に向かいました
そして、試験当日…。
体調の全快を迎えぬまま、胃腸炎を起こしている状態で、試験をうけることになりました。
試験中お腹をくだし、トイレに何度も行く始末…。
「これは無理かも」と一瞬不合格が頭をよぎりましたが、今年は合格できると占いにも出ていたと自分を奮いたたせ、試験をやり遂げました。
試験が終わり、合格発表の日…。
見事、合格でした。
合格と分かったときは、嬉しいという思いはもちろんありましたが、一番初めに出た言葉は、「諦めないでよかった」でした。
成績が上がらなかったとき、直前に体調を崩したとき、試験当日に胃腸炎になったとき、そこで諦めていたら今の合格はありませんでした。
「占いが当たるはず」という強い思いがあったおかげで、運の悪い出来事の数々も、乗り越えることができました。
行政書士合格は占いのおかげ?
もし、あのとき占ってもらっていなかったら、私はどこかでくじけていたかもしれません。
また、何度も通い、ズバリ当てられていた信用のおける占い師さんだからこそ、強い意志を持つことができたのだと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、合格し冷静になった今だから思うことがあります。
実はそのとき、占われていたのは、それだけではなかったのです。
なんと見るからに悪そうなカードが出ていたのです。
あまり気に留めていなかったのですが、そのとき言われたのは、「思い通りにいかない」「邪魔が入る」でした。
考えてみれば、体調不良も胃腸炎も全てがそれに当てはまっていました。
そう思うと、改めてこの占い師さんの凄さを感じました。
また、誕生日も名前も何の情報もいらない、カードだけのタロット占いを、ここまで信頼することになるとは思ってもみませんでした。
今回の経験で、占いは、自分の感じ方次第で「良きパートナー」となってくれるのだと感じました。
これからも、定期的に見てもらいたいと思います。
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