38歳・商社・四柱推命、手相
どうしても忘れられない彼がいます。
彼とは「結婚」の約束までしていました。
しかし、彼と些細な喧嘩をしてしまい、私が「ごめんね」と言えば済む問題なのに、いつまでも素直になれず、連絡が遠のいてしまっていました。
今回は、結婚予定だった彼との「復縁」を目指して占い師を渡り歩いていた私が、占い師にまさかの予言をされた体験談をご紹介します。
喧嘩中、小耳に挟んだ噂はなんと彼の結婚話!?
その頃、彼と私は2人ともアメリカ在住でした。
そして、彼の赴任期間が終わると同時に、一緒に日本へ帰るつもりでした。
しかし、期間終了の日が近づいていくにも関わらず、お互いに素直になれず…。
若干焦りはしましたが、
「結婚の約束までしているのだから、帰国するときにはどうにかなるだろう」
と気楽に私は考えていました。
しかも、私はそのつもりで、現地採用の仕事を断る旨を会社に伝えていたので、彼にもそれだけの責任と覚悟はあると信じていました。
そして、もういよいよ帰国が近付いたときのこと。
彼と私の関係を知らなかった共通の知人からポロリ。
「あ~、雄介さん(彼)、来月に帰国だけど、現地の奥さん連れて帰るんだってね」
これは本当に寝耳に水、全く知りませんでした。
海外の日本人社会はとても狭い世界なので、プライベートなことを隠す人も多く、彼と私も無用な噂を立てられるのが嫌だったので、結婚という形をとるまで周りには内緒にしていました。
そのため、逆の展開で、彼の情報を知る由もなかったのです。
共通の知人が言うには、
「雄介さん、何か落ち込むことがあったみたいで、そのときにそばにいた現地の人に優しくしてもらって、衝動的に結婚したらしいよ」
これにはもう、耳を疑いましたよ。
嘘だと思いました。
この時点で、ようやく彼に連絡をし、真偽を確かめようとしました。
しかし、連絡しようにも電話に出てくれません。
メールにも返信してくれません。
もうそんな男、こっちから願い下げにすればいいものを、当時の私は、彼本人から聞かない限り、どうしても納得できなかったのです。
そうこうしているうちに、私のワークパーミット(労働許可証)は切れ、日本に帰国せざるを得なくなりました。
彼は本当に結婚したのか?真実を知りたい!
結婚も仕事も行き場も失い、何とか荷物だけをまとめて、ただ帰国したというだけ。
もうすべてを失ったという状況でした。
結婚する報告して晴れやかに帰国する気満々だったので、結婚まで実家においてもらう予定も崩れました。
実家にいて、今後のことをとやかく言われるのも精神的に耐えられないだろうと思い、就職先が決まっていることにして、地元から遠く離れた都心になけなしのお金でマンションを借り、一人身をひそめました。
その後、夜勤のチラシ制作のアルバイトや、派遣のイベントでの人員整理のアルバイトを行いながら、お世話になった方のコネで就職先が決まりました。
就職先は、東銀座でした。
とりあえず仕事が見つかったという安堵から、今度は日に日に彼のことがよみがえってきました。
前述のとおり、二人の関係をひた隠しにしていた事情から、それらしく誰かに聞くこともできず、諦めきれない気持ちと共に、途方にくれてしまいました。
「本当に現地の人と結婚したのか」「その現地の人と一緒に日本に帰ってきているのか」
その真実を知りたい、決着をつけたい一心でした。
自分に都合の良い答えを求め、占い師にすがり続ける日々
そんなときに、藁にもすがる気持ちで「占い」を受けることを決意しました。
昔から、占いは割と好きで、何か心配事や迷いごと、特に恋愛関係について、何度か占ってもらった経験があります。
見てもらった占いの種類は、「タロットカード」「四柱推命」「手相」。
「とにかく当たる!」と聞く占い師さんに、見てもらいました。
ところが…。
人間て「当たるかどうか」よりも、「自分にとって出てほしい結果が出るかどうか」を求めてしまうみたいですね…。
私もご多分に漏れず、一度占ってみては、結果に一喜一憂。
悪い結果だったら良い結果が出るまで他の占い師さんを探す。
良い結果でも「彼にそのうち会える」なんて話があったら、それを心待ちにし、「そのうち」と思われる期間が過ぎたら、今度は「いつ」であるかを占ってもらいに行く。
悪い結果が出れば、また別の違う結果を聞きに行こうとする。
これを何度も繰り返すことになりました。
都度、心の安定を求めに行く、切れそうになったら新たに処方してもらう、カウンセリングか、精神安定剤の服用のような状況になってしまっていました。
占い師から言われた衝撃的な一言
そんな中で訪れた銀座の占い師「A.M」さん。
この占い師さんは、とにかく「私の話を聞きなさい」というタイプ。
私が、「彼が~」「彼が~」を連呼し、「今後、彼とどうなるか」「どうしたらいいのか」と私からどんどん質問すると、それらを一蹴。
「あのね、あなた、その彼とはもう縁はないわよ。その現地の人と結婚しているかどうかと言われたら、たぶん、結婚しているでしょうね」
「それよりも、あなた自身が彼にもう未練がないのよ。だって、あなた、この春(その時点で1月か2月)将来結婚する人と交際に発展するから。その人とはもう出会ってるし」
と、あっさり。
こんなに「彼、彼」と言っている私に、何を言っているんだろうと、きょとんとしてしまい、逆に失笑してしまうほどでした。
しかも、私は海外に出るまで関西に住んでおり、東京には友人はほとんどおらず、男性と知り合うきっかけもなかったからです。
ところが、占い師さんは続けます。
「その交際に発展した人と、あなたは37歳で結婚するわね」
「もう、この占い師さんはどうしようもないわ」と半ば投げやりでお店を後にしたのを覚えています。
占い師の予言した通り、交際・結婚へ
その後、急に仕事が忙しくなり、次の占いに行く時間がなく、あれよと3か月ほどたったころ…。
突然、会社の唯一の未婚者だった、今の旦那さんと交際することになりました。
「あ~、この人、結婚してなかったんだ」と、交際間近になるまで知らなかったほど。
そして、交際してみてビックリ!!
本当に良い人で、もう一生この人でないと困ると思える方でした。
まさに占い師さんの言う通りでした。
結婚(入籍)は、実際のところ38歳だったのですが、37歳の誕生日の1か月後だったのでニアピンでしょう。
最後に
初めて「この人はすごい!」と思わされた占い師さんでした。
今は、銀座ではなく遠くにおられるようですが、今後いざ!というときに、頼りにさせて頂きたい方です。
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