23歳・アパレル・手相
「よく当たる手相占いの店があるらしい」
アルバイト先の先輩にそう言われ、友人が「手相占い」に興味を持ったようです。
しかし一人で行くのもなんとなく不安だったらしく、そこで白羽の矢が立ったのが私です。
一人一回千円という高いのか安いのかもよく分からない金額設定になんとなく頷いて、やたらと焼いた栗を押し付けられる横浜中華街へと向かうことになったのでした。
今回は、横浜中華街の「鳳占やかた」で見てもらった体験談をご紹介します。
横浜中華街「鳳占やかた」で初めての占い体験
中華街のビルというのは、どうして怪しげな雰囲気がにじみ出ているのでしょうか。
照明の安っぽさとか中華風独特の色遣いを持て余しているさまが、中華街のあちこちから伺えました。
「あれ、日本人じゃん…?」
完全な偏見ですが、受付の人の風貌と口調からそう思いました。
中華街にある占い屋、ということですっかり中国人が見てくれると思っていたので、すこし拍子抜けです。
占い師の年齢は分かりませんが、外見的に中年層に当てはまるでしょう。
まずは二人椅子に腰かけて料金を支払いました。
一回千円。
これは聞いていた通りです。
それから早速その方、以下おばさんと呼びます、は手相占いにかかりました。
「今付き合っている彼氏と結婚することはないでしょう」
まずは友人から。
そのおばさんは、友人の右手を取ると箸のような棒で手のしわを一つ一つなぞりながら、それが何を示すのかを教えてくれました。
手相は左手を見るのだとぼんやり記憶していましたが、手相は右でも左でも構わないとそのおばさんは言っていました。
友人は手のしわが薄かったため、おばさんは手相を読むのにほんの少しだけ苦労しているように見えました。
それを横で見ていた中で最も印象に残っていたのは、
「今付き合っている彼氏と結婚することはない」
とずばりとさらりと言い放った言葉です。
まさか現実でそんな言葉が飛び出してくるとは…。
思い返せば当時は18かそこらの子供だった私たちは、当然付き合っている彼氏との「結婚」を想像さえもしないので、言われたことに対しては「まあそうだよね」と笑いさえしていたのですが。
ただ友人の彼氏は少しだけ体に障害を持っていると聞いていたので、それを情報もなしにおばさんが言い当てていたのには驚きました。
「守護霊が強すぎて今後幽霊が見える可能性は極めて低い」
およそ5分ほどの友人の手相占いを終えて、ようやく私の番が回ってきました。
友人と同じく、私は右手をおばさんの方へ差し出しました。
箸のような棒でしわをなぞり、一つ一つ解説してくれます。
「結婚は27から28歳くらい」
「守護霊がとても強い」
「我慢強く、しかしそれは長続きするわけではなくしばしば崩壊しがち」
そんなことをふんふんと頷きながら聞いていきます。
やはり印象に残っているのは、「守護霊が強い」というところです。
実のところ私は相当なオカルト、というよりも『心霊マニア』で、いつか幽霊を見たい会話がしたいという願望が強いです。
それをおばさんに伝えたところ、
「守護霊が強すぎて今後幽霊が見える可能性は極めて低いわね」
と苦笑いをされてしまいました。
五年経った今呪いのビデオをほぼ制覇(最後に収録されている一番ヤバい映像まで)しましたが、一向に呪われる気配も幽霊が見えるようになる気配もありません。
手相占いはいわゆる暇つぶし
初めて手相占いをして感じたのは、これはただの『暇つぶし』の遊びだということです。
血液型占いや朝のニュースの星座占いをなんとなく見て、次の日には綺麗さっぱり忘れてしまっているような。
元旦に神社で引いたおみくじの内容を、数日後にはうまく思い出せないような。
千円払っているとは言え、感覚的にはそれと同じです。
ただおばさんの言葉が正解かどうかは分かりませんが、一応人生相談のようなことも軽くしてくれるので、ただ話を聞いてほしい人には向いているのかもしれません。
お金があるときの時間つぶしには良い、と個人的には思いました。
自分について知るというのは、とても興味深いことですから。
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