28歳・無職・水晶
昔も今も「占い」には興味がありません。
ただ、学問的観点で、予言や占い結果がどのように導き出されるのかにだけは興味があります。
最近、占い大好きな友人に連れられて、占いの聖地といわれる「石切神社」の占いに行ってきました。
友人の横で占いを観察したところ、いろいろと分かったことがあります。
今回は、大阪の石切神社で水晶占いをしてきた体験談をご紹介します。
大阪の人気占いスポット「石切神社」へ
親友が恋愛でかなり悩んでいました。
彼氏と別れるかどうか、別れたら引っ越すべきか…。
「決めれないから占いに行く!だからついて来て!」
とのこと(笑)。
人生の重要ごとを占い師に決めてもらうんかい!とは思いましたが、まぁ、悩める女子は占い好きですし、彼女も元気がないので付き添う事にしました。
行き先は、大阪と奈良との県境にある「石切神社」です。
病気・腫れ物に御利益があり、日本中から参拝者が集まる地元では有名なスポットです。
そしてその参道に、沢山の占い師がお店を構えているのです。
そのため、参拝目的で来たご老人と、占い目的で来た若い女性という珍しい光景が広がっています。
初めての占いを友達の隣で体験
お店は事前に友達が下調べしていた所に入りました。
中は選挙事務所のような無機質な所で、ソファーに事務机、書類の棚、本当にここで占うの?と思うほど事務的で、怖いタイプの人が出てくるんじゃないのという雰囲気でした。
友達が声を掛けると普通のおばさんが出て来て、パイプ椅子に座らされました。
「四柱推命と水晶のどちらがいい?」
と聞かれ、友達は水晶を選び、あれよあれよと占いが始まり、私は隣で聞かせてもらうことに。
友達は質問に答え、占い師さんの言葉に納得したりしてなかったりでしたが、そのやり取りを聞いていて、ふと気になった点があります。
占い師さんが友達の言葉を重複して言う点、そして、言い切るのではなく言葉を濁した疑問形で話している点でした。
「引越したいのですね?例えば?」
と聞かれ「○○です」と答えると、
「もっと西か南がいい」
という答え。
「食欲がないようですね?なさそうに見えます」
など…。
思わず、病院か!と突っ込みたくなりました(笑)。
悩んでいるから来ているわけですし、食欲があるかないかも二分の一だよなと思いましたが、当の本人は神様にでも話すかのように食い気味で聞いていたので、隣でそっと見守りました。
占い師さんは占いを学ぶ学校の出身だった!?
話が終盤になる頃に、友達が占い師さんに、
「占いはどうやって身に付けたんですか?」
と聞いたのです。
そのときの占い師さんの答えが、まさかの『学校』でした。
私達はビックリして、学校がある事にも、それをストレートに答えてしまう事にもショックを受けたのを覚えています(笑)。
学校があるのか、なるほどと私は思いました。
友達が占い師さんに良いように占われていたのは、占い師さんの努力の賜物で、やはりきちんと勉強されていたんだと。
当たり前と言えば当たり前ですが、占いは統計学・心理学・手捌きなど、まだまだあるでしょうが、まるでマジシャンのように魔法にかかったかのように、いかに相手を取り込むかが大事なんだと納得してしまいました。
ただ、分析をするような私みたいなタイプは占いに向いてないんだろなと感じました。
友達はまぁまぁの満足感を得たようです。
あなたはあまり占いが好きじゃなさそうね?
占い終了時に、占い師さんが私に、
「あなたは占いはいかがですか?」
と聞いてきました。
私が「今回は大丈夫です、すみません」と答えると、占い師さんが、
「あー、そうなのね。あまり占い好きじゃないのかしらね」
「あまり深刻な悩みは今なさそうね。そう水晶に映ってる」
と言われました。
お店を出た後、友達にどうだったか尋ねると、友達は感慨深そうに、
「やっぱり石切さんの占い師は凄い。私の占い結果は正直7割だったけど、占いは当たるも八卦当たらぬも八卦っていうしね」
「でも最後、〇〇(私)に占いに興味がないでしょと言い当ててたね。悩みも今は深くないって。当たってるよね?話してもない〇〇のこと当てるなんて凄すぎる!」
と言われ、最後の最後で笑ってしまいました。
最後に
正直、占いに行っているのか相談しに行っているのか分かりませんでした。
ただ、それで本人たちの気持ちや行動が楽になるのであれば、大変有効だし使わない手はないと思います。
そしていつか私も、本気で悩んだら行ってみようかなと思います。
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